休校の延長について 2020/05/07
科長 増渕哲夫
構内の花が、四月上旬の八重桜から藤、そしてハナミズキに移り、図書館のまわりの欅の新緑もしだいに力強くなって参りました。
いつもであれば、入学式・始業式から本日で1ヶ月となります。これまでの休校期間、保護者の皆様に、多くのご理解とご協力をいただきましたことを、心より感謝申し上げます。
生徒の皆さんも、上手に過ごせた日、集中できなかった日、自信を持てた日、心細かった日など、様々あったと思いますが、休校が延長となり、自分なりにリズムを掴めているでしょうか。誰もが多かれ少なかれ、不安を抱えて毎日を送っています。昨日より、少しでも前進できていれば、自分を褒めてあげてください。
学校の再開は、先日(4月30日)のお知らせのとおり6月1日として準備を進めております。文部科学省から、休校を続ける地域でも分散登校日を設け、学年によっては早めの教育活動再開を促す通知が出ましたが、本校の場合、殆どの生徒が公共交通機関を使っての登校となるため、残念ながら5月中の登校日は設けられません。
6月1日以降についても、社会の状況を踏まえ、一人ひとりの安全を考えての再開を目指します。学校再開時は、短縮授業や課題学習を継続しながら、という可能性が大きいと考えております。学校生活は、どのような活動を考えても「3密」の状態を形成しやすく、教科や単元によっては、今までの授業展開に大きく制限がつきます。これまで以上に工夫を凝らし、知恵を出し合って進めて参ります。
また、休校期間の授業時数不足を補うため、夏季休業期間を短縮いたします。ご家庭のご理解とご協力をお願い申し上げます。なお、学校としてつらい決断ではありますが、夏休み中の宿泊を伴う行事や企画はすべて中止または延期といたします。
新型コロナウイルスの感染拡大により、仕事内容が大きく変化している保護者の方も少なくないと存じます。このウイルスとの戦いは長丁場となるとも言われておりますので、くれぐれもご自愛ください。大きな社会情勢の変化の中で、ご相談などおありでしたら、学校までお寄せください。
感染拡大の一日も早い収束と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。