能楽鑑賞会 2016/03/09
高等科Ⅰ・Ⅱ年生を対象に、国立能楽堂にて能楽鑑賞会が実施されました(高Ⅲは希望者が参加しました)。演目は『三輪』と狂言『寝音曲』でした。写真は観世流能楽師の浅見重好氏(シテ)演じる女が三輪明神としての姿をあらわした場面(『三輪』より)。古来より伝わる神秘的な舞の世界に触れました。
高Ⅰの多くの生徒にとっては初めての鑑賞で、各自の調査レポートと浅見重好氏による事前講義で準備を重ねて臨みました。「能楽堂全体に緊張感があった」「動作に規則性があるように見えた」「後見が穴から出入りする姿に驚いた」等々、実物に触れたからこその発見もあり、新鮮な体験となりました。両学年ともこれまでに得た古典の知識を総動員して理解しようと聞き入る姿も見られました。知識と体験がどこかで結びついているはずと期待しています。