院長の年頭挨拶

年頭のご挨拶

 

学習院長  耀  英一

 

新年明けましておめでとうございます。

 

 旧年中に賜りましたご厚誼に厚く御礼申し上げ、年頭にあたり、皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 

 令和2年、令和3年はコロナ禍に翻弄された2年間でしたが、昨年はワクチンの接種も進み、何とか出口の兆候が感じられるようになり、世界でも欧米を中心にいち早くコロナとの共生を図ってきております。

 

 本年は学習院も、コロナとの共生を図り、オンラインの有用性も取り入れ、100年に一度といわれておりますパンデミックを奇貨として、改めて学則総記に掲げております「幼児の保育から大学教育に至る一貫した教養を与え、高潔な人格、確乎とした識見並びに近代人にふさわしい健全で豊かな思想感情を培い、これによって人類と祖国とに奉仕する人材を育成する」ことの具現化に取り組んでまいります。

 

 世界情勢は、コロナ禍との戦いのほか、地球全体に関わる環境問題、エネルギー問題、人口問題、更にはロシアのウクライナ侵攻による紛争等、様々な課題をかかえております。私達はこのような地球規模での課題を解決し、これから予測される様々な変化に対応することができる学習院として社会に貢献してまいります。本年はその実現のため、令和4年度から始動した中期計画「学習院VISION150」が本格的に動き出す元年であります。

 

 4年後に迫りました令和9年、創立150周年の年に迎える「学習院VISION150」の最終年度を目指して、全教職員の力を結集して邁進してまいります。

 

 皆様方のご理解を賜り、力強いご支援ご協力をお願い申し上げます。

 

 

 

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