能楽鑑賞会 2019/02/28
2月19日(火)、千駄ヶ谷の国立能楽堂にて、高等科1・2年生対象の能楽鑑賞会が行われました。本年度の番組は狂言(和泉流)「萩大名」、能(観世流)「巻絹 神楽留」でした。
まず冒頭に、観世流能楽師・山階彌右衛門様より、能楽や演目について解説していただきました。
「萩大名」では、庭を褒めようとして失言を繰り返してしまう大名や、和歌をめぐる大名と太郎冠者のやりとりに思わず笑みがこぼれました。一方「巻絹 神楽留」では、神が憑依した巫女の神楽舞をはじめとして、聖域熊野で繰り広げられる神秘的な世界に惹きこまれました。「萩大名」と同じく、こちらも和歌が大切な役割を果たしています。これまでにも生徒たちは古典の授業で『伊勢物語』や『百人一首』などを学んで参りましたが、改めて日本文化と和歌との関係について考える機会になったことと存じます。
なお、能楽鑑賞会は霞会館のご助成のもと開催されております。ご関係の皆様に厚く御礼申し上げます。