院長の年頭挨拶

年頭のご挨拶

 

学習院長  耀  英一

 

新年明けましておめでとうございます。

 

 旧年中に賜りましたご厚誼に厚く御礼申し上げ、年頭にあたり、皆様方のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 

 3年半にわたって私共の社会生活に多大な影響を及ぼしたコロナ禍も、どうやら下火となり長かったトンネルを抜け出ることができました。

 

 昨年4月の新学期からは授業や課外活動もほぼコロナ禍以前の形を取り戻すことができ、各学校のキャンパスは待ちかねていた園児・児童・生徒・学生たちで賑わいを取り戻し、グラウンドには歓声が響き渡るようになりました。

 

 4月の「オール学習院の集い」や沼津の海浜教育も4年ぶりに復活することができました。ただ、秋口10月から11月にかけてインフルエンザ等の感染症が拡大傾向となり、いまだに予断を許しません。感染者動向を注意深く見守り安全な学校運営をしてまいります。

 

 昨年の7月、学習院女子大学国際文化交流学部を学習院大学の学部として、最短で令和8(2026)年4月に統合する計画を発表いたしました。ここ数年新型コロナウイルス感染症の流行や国際情勢の変化が生活全般に影響を与え、より一層の男女共同参画が求められる中、学校教育を取り巻く社会環境も早いスピードで変化しております。

 

 こうした変化は様々な制限や負の作用をもたらす一方、多くの機会を生み出すことができます。その中で、学習院が3年後に迎える創立150周年にむけて伝統に革新を加え、未来に向けてより深化し発展することを目指し、統合することを決定したものです。

 

 世界情勢は、地球全体に関わる環境問題、エネルギー問題、人口問題、そして複雑化する国際情勢等様々な課題を抱えております。私たちはこのような地球規模の課題を解決し、予測が難しい様々な変化にも対応することができる学習院として社会に貢献してまいります。

 

 令和4年から始動した「学習院VISION150」も本年は折り返し点を迎えます。3年後に迫りました令和9年の最終年度を目指して全教職員の総力を挙げて課題を一つずつクリアしながら邁進してまいります。

 

 皆様方のご理解を賜り、力強いご支援ご協力をお願い申し上げます。

 

 

 

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